岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
『高気密高断熱住宅のその先』の勉強会 3年ぶりのIBP-WUFI PC Seminar2022 に月曜日参加してきます。
このブログにも何度か登場しているWUFIについての勉強会。
参考:【アトピー型ぜん息】ぜん息や咳の改善が望める家づくりとは? https://kisaragi-kensetsu.jp/1451/
参考:和歌山県初!!木質断熱材『シュタイコ ゼル』 施工しました。https://kisaragi-kensetsu.jp/994/
ここに文章を入力します
湿気対策や湿気による耐劣化性能をシミュレーションを1棟1棟
断熱材によって温熱環境は確保されていても、
湿気対策や湿気による耐劣化性能は未熟という家はまだまだあるように思います。
お家をお探しの方も、
そこは工務店やハウスメーカーにプロだから大丈夫と信頼して依頼されるところと判断し、湿気対策や湿気による耐劣化性能にまでお家づくりの勉強が及ばず、考えが及ばないことの方が多いでしょう。
湿気対策や湿気による耐劣化性能で建築会社を選ぶ方は今はまだまだ少なそうです。
それでも、和歌山で一番安全で、一番考えが及んだお家をお探しの方へ提供できる会社でありたいとエコロジーレーベル|如月建設は考えています。
そのため、建てる前からWUFI(非定常熱湿気解析プログラム)で壁や屋根などを構成する各建材の熱・湿気挙動のシミュレーションを行い、建材の耐久性(腐朽や錆)や室内環境(結露やカビ発生)を事前確認することを1棟1棟行っています。
3年前に参加したIBP-WUFI PC Seminarでは木造住宅の工務店さんはほとんどいなかったように記憶しています。
今回は予約状況を聞いていると木造の一般住宅を建てる工務店さんの参加もあるそうです。
高気密・高断熱のその先を一緒に勉強できる仲間ができてうれしいです。
12/12はしっかりと勉強してきたいと思います。
WUFIはフラウンホーファー建築物理研究所にて開発
IBP-WUFI PC Seminar2022にはドイツ本土のフラウンホーファー建築物理研究所で働かれている田中絵梨さんがWUFIというソフトを解説してくれます。
このフラウンホーファー建築物理研究所がすごい機関で実用的なことを研究する応用研究機関で欧州最大だそうです。
年間研究予算総額は28億ユーロ(日本円で4000億円超、現在為替)
そんなフラウンホーファー建築物理研究所ののハルトヴィックロキュンツェル博士が建築物理学にのっとりWUFI(非定常熱湿気解析プログラム)を開発されました。
建物部位の構造、方位、傾斜、建物に関する条件、温度や湿度、建材の種類や密度、熱伝導率、比熱、水蒸気拡散抵抗係数などから、季節をまたいで外皮内にカビが発生するかなども計算しシミュレーションを行うことができるのです。
もちろん日本の気象データも全国(842地点)で登録されています。
和歌山では
かつらぎ (カツラギ), 和歌山 (ワカヤマ), 高野山 (コウヤサン), 清水 (シミズ), 龍神 (リユウジン), 川辺 (カワベ), 栗栖川 (クリスガワ), 新宮 (シングウ), 白浜 (シラハマ), 西川 (ニシカワ), 潮岬 (シオノミサキ)
が用意されているので、近い気象情報と各土地の状況に応じた条件を登録していくことができます。
WUFIの生みの親
面白いのが、
WUFIの生みの親、ハルトヴィックロキュンツェル博士のお父さんもフラウンホーファー建築物理研究所の博士で多くの実験装置でソフトをつくるためのデータづくりをされていたということ。
文字通りハルトヴィックロキュンツェル博士のお父さんも文字通りWUFIの生みの親であるということ。
すごく素敵ですよね。
なんて賢い親子なんだろう。
2人でリスペクトしあいながら、
ときには助言を言いながら、
開発されたWUFI。
しっかりと使いこなせないといけないなあとやっぱり思うわけです。
12月12日は最新のWUFIをしっかりと勉強してきます。
参考)
IBP-WUFI PC Seminar2022(高気密・高断熱住宅の落とし穴)が東京、大阪、名古屋で開催!
https://www.wufi.jp/info/ibp-wufi-pc-seminar2022/