岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
如月建設で家を建てて幸せと完成したすぐもですが、30年後も60年後も100年後も言ってもらいたくて、そんな家づくりをしています。
住宅の寿命を考えるうえで、物理的に劣化して住めないといった寿命以外にも大切には使われなくなってしまうという寿命があるということを作り手である私たちは意識せざるおえません。
作り手としては用なしと解体されてしまうのはすごく寂しい。
お家はもっともっと長い寿命のお家にすることができるはず。
世界基準は100年前後、
高度経済成長期~バブル時に建てられ50~35年ほどで解体される日本の住宅
何が違うのか?
この記事ではせっかく建てる家を短命に終わらさないようにしたいと思う方への参考になれば幸いです。
耐震基準の不適合:日本の家寿命が短い理由
地震の多い日本では大きな地震が来るたびに耐震基準が見直されてきました。
当時適法であっても、現在基準では適合していないということが往々に起きてしまっています。
住宅以外では基準不適合が厳しく制限されていて、小学校、中学校などの学校や百貨店、ホテル、博物館などの不特定多数が出入りする建物や災害時に使用される重要な道路に面した一定の高さのある建物は地震に対して安全性の評価結果をWEB上に公開されたりしています。
マンションや住宅など居住用建物は上記のような圧力はないまでも、
耐震性がない家のまま住み続けることは不安を感じるのではないでしょうか。
長く住み続けるためには
『地震が来たら大丈夫なのだろうか?』
と不安に駆られないと同時に、
基準が変わっても大丈夫だと信じられるだけの証拠が必要なのだと思います。
未来の基準をすべてあてることは難しいかもしれません。
それでも、現在で証明できることは全部しています。
・4号特例(簡易的:壁量計算)ではなく許容応力度計による構造計算を行う。
・柱、梁に至るまで構造材にJIS認定の材料強度を明示できるものでつくる。(無等級材ではない。)
・住宅履歴情報を利活用していただける仕組みと理解を。
新築時に資料・性能明示、そして将来使用するであろう項目をしっかりと準備して、基準が変わっても、不適合な家にならない取り組みを行う必要があるのではないでしょうか。
これらの取り組みを全て行っている会社は実は少ない。
如月建設は将来きっと必要になるだろう項目をできるだけ洗い出してお引き渡しさせていただいております。
お家は売買するものではなく、
住むもの、暮らすものと考えると正解はきっと見えてきます。
耐震診断では予備調査での評価に資料が必要
たとえば、30年後
大きな地震が不安になって耐震診断を受けようとお考えになられたとします。
耐震調査では、まず予備調査として建築物の概要や設計図書の有無及び建物使用履歴の確認、診断に必要な情報や資料の収集を行われます。
上記の耐震診断フローの中では、省かれていますが、
設計図書の中で数値がわからないと数値は一般的なものよりも下で見るルールになっているそうです。
わからなければ悪い方で書くしかないのは仕方なく耐震性能も低くでてしまうでしょう。
ちゃんとしたデータがあれば耐震性能があると評価されるものも
ちゃんとしたデータがなければ耐震性能がないと評価される可能性があります。
耐震性能は等級3だから大丈夫? たぶん、もう1歩ある。
「地震の時に倒れなければいい。」
耐震性能はそれだけでは足りないように思います。
このまま住み続けても安心なのか。
建て替えではなくリフォームで住み続けても大丈夫なのか。
大丈夫なんだといつでも確認できることで長くお住まいいただけるのだと思います。
建てた後のこと、アフターメンテナンスも当たり前でその先も一生のお付き合いをしたい。
エコロジーレーベル|如月建設では将来必要になるかもしれない大切な資料を用意・お家をお引き渡しさせていただきます。
将来基準が変わっても、手を入れなければいけないのか?そのままで大丈夫なのか?
資料で確認できるようにしておくこと。
長い寿命のお家にするために必要なことだと思います。
みなさまはどう思いますか?