岩出市、和歌山市、橋本市を中心に注文住宅・性能向上リノベをおこなっていますエコロジーレーベル｜如月建設のスタッフです。令和５年１１月１０日住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定しました。
閣議決定したのは、
①.高い省エネ性能を有する住宅の新築 ＜質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援（仮称）＞
令和５年度補正予算案 2,100億円
②.３省の連携による住宅の省エネリフォーム等
②-1.高断熱窓の設置 ＜断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業＞
令和５年度補正予算案 1,350億円
②-2.高効率給湯器の設置 ＜高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金＞
令和5年度補正予算案 580億円
②-3既存賃貸集合住宅向けエコジョーズ等取替 ＜既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業＞
令和5年度補正予算案 185億円
令和6年（2024年）は4つの補助金制度で『省エネ』へより進んだ住宅支援が行われるようです。
2023年に比べて変わったところをピックアップしていきます。
今回の記事は閣議決定（2023.11.10）の内容をもとに作成しています。
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001202.html
こどもエコ住まいの後継「質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援（仮称）」
こどもエコ住まい支援事業は2023年9月28日に予算満額となり終了となりました。
予算は当初1500億円、そして追加予算約209億されましたが、当初予定よりは早く終了してしまいました。
遅くとも2023年11月30日までと期限されていましたが、2023年9月28日と2か月も早く完了してしまいました。
上記のグラフも12/31までつくってあったのですが、、、
現在工事中の取り扱い
こちらは推測の域をでないので、以降発表を確認する必要が有りそうですが、
今回の発表では
『令和５年11月２日以降に対象工事（新築：基礎工事より後の工程の工事、リフォーム：リフォーム工事）に着手したものを対象』
とされています。
こどもエコすまい支援事業では以下のように表示されていました。
同じような感じになるかもしれません。
ZEHが80万円に減額、長期優良認定住宅が100万円
こどもエコすまいでは高い省エネ性能（ZEHレベル）を有する住宅に100万円だったのが、80万円に減額されています。
また長期優良認定住宅を100万円と枠が新設されています。
高い省エネ性能（ZEHレベル）を有する住宅とは強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から20％以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有する住宅のことです。
長期優良認定住宅は高い省エネ性能（ZEHレベル）を有する省エネルギー性に加えて、劣化対策等級3等級、耐震等級等級2（壁量計算の場合等級3）、維持保全計画、災害配慮などの認定基準を満たす必要があります。
長期優良認定住宅の詳しい情報はコチラをご参照ください。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001597440.pdf
寸評：2024年住宅補助制度
2024年の住宅補助制度は
新築はより省エネを推進する住宅制度になっているようです。
住宅ローン控除も省エネ基準を満たさない家では住宅ローン控除0円になってしまいました。
またリフォームはより拡充されている印象です。
しかし、リフォームは補助金が十分には利用されていないのかもしれません。
というのも、2023年先進窓リノベと給湯省エネでは予算が余ってしまいました。
それでも予算は増額されています。来年はもっと利用を促す流れになりそうです。
リノベーションを推進？
また令和6年（2024年）補助金は2023年同様に重ねることができる補助金にもなりそうです。
リフォームでの補助金は200万円を超え、新築よりも補助金額は超えるのではないかと思われます。
そのため、住宅を考えるときに、
新築ではなく、既存住宅を新築以上にしたいという要望には手厚くなっています。
『建て替えか大規模リフォームか』
お悩みの際は既存住宅の状態を含めてリフォームの得意な建築会社にご相談いただけましたら幸いです。
和歌山でしたらエコロジーレーベル｜如月建設にお声かけいただけましたらと思います。
性能向上リノベ デザインアワード2022 特別賞したモデルハウスです。
リノベーションをご検討の方はご覧になっていただければと思います。
