令和4年度が始まり、いつのまにやらGWに突入し、5月病になることすら忘れていました岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
さて、毎年のことですが、
年度が替わるとタイミングで税金や住宅支援策など変わります。各省庁も年度変わってから順次変わっていきますので、落ち着くのに少し時間がかかります。
特に今年は「こどもみらい補助金」が4月28日に大きく変更があり、手元にあるこどもみらい補助金が間違いだらけのパンフレットになってしまうなど少し混乱も多かったようです。
物価上昇対策として住宅補助金予算増額
令和4年度目玉住宅補助金「こどもみらい住宅支援事業」の本来の期限は10月末。
グリーン住宅ポイントの後継として制度の境目を減らすために、2021年11月26日の工事請負契約から対象としていて、2022年制度とは思えないほど前倒しされた制度でした。
戦争などの影響で物価が上昇していることを受けて、ガソリンに補助金が出ているのと同様に、住宅にも予算が振り分けられ、本来期限10月末から大きく延長されて令和5年3月末日までとなりました。
併せて省エネ住宅普及を狙った補助金制度に変更へ
単純に予算が増え、期間が延長されたのかと言うと実は思い切った変更がありました。
それが『一定の省エネ住宅は契約期限6月30日までで、その後は補助金もらえない。』と言うこと
カーボンニュートラルに向けてZEH住宅と認定長期優良住宅、認定低炭素住宅だけに予算を集中するために、性能の劣る一定の省エネ住宅を期限延長を認められず本来の期限通りとなりました。
こどもみらい住宅支援事業をつくった時からここまで考えていたのでしょうか?
霞が関のお偉い方たちはスゴイなあとつくづく深さに一種の恐怖を感じましたが、、。
強引ですが、結果的に断熱性能の向上がいっきに進みそうです。
本来はZEH住宅100万円 一定の省エネ住宅60万円と40万円の差でしたが、契約が7月以降の場合はZEH住宅100万円 一定の省エネ住宅0円と100万円の差が出てしまいます。
せっかく家を建てるのに1円ももらえないのは辛いですよね。
その上光熱費も値上がりしているのに、、。
これらから、高性能化するために建築費用の上昇分を元を取る期間がぐっと短くなりそうです。
今後お家を考えるならばZEHを念頭に入れて検討することが大切になりそうです。
ZEHを中心に家を考えるとZEH+までも考えるべきかも
如月建設は2019年からZEHを標準化しています。
そのためZEH実績は100%。
実は大手ハウスメーカーもZEH実績は100%ではないので、ちょっとだけ自慢です。(Pホームさんで約50% Mホームさんで40%、、)
ZEHでは高い断熱性と高効率機器で省エネ+太陽光による創エネでお家で使用するエネルギーを正味ゼロにすることができるので、電気代やガス代がぐっと低燃費になります。
ちなみにZEHにはZEH+という上位互換があります。
①ZEHよりも高い断熱性を持たせ(ちなみに如月建設の標準はZEH+よりも高い断熱性能が標準 6地域)、②電気自動車用の充電設備 ③高度エネマネのうち2要素以上を採用することでZEH+と認証されます。
ZEHとZEH+では補助金額が45万円変わる。
こどもみらい住宅支援事業ではZEHとZEH+では補助金額が変わりませんが、一般社団法人環境共創イニシアチブが行っているZEH補助金ではZEHが55万円ZEH+が100万円と45万円の差が出てきます。
子育て世代、若者世代ではないためにこどもみらい住宅支援事業を受けられない場合やタイミング的にZEH補助金になる場合、もしくは蓄電池などを設置することでプラスαを受ける場合など、こどもみらい住宅支援事業よりZEH補助金の方がお得な場合もあります。
ZEH+ならどちらでも2022年は100万円以上は受け取れるということになるので、ここは検討したいところですね。
経済産業省と環境省のZEH補助金
https://sii.or.jp/moe_zeh04/uploads/zeh04_pamphlet1.pdf#page=2
複雑な補助金についてもお気軽にご相談してください。
どんな補助金も一番の目的はどんな暮らしを叶えたいか?
と言うことだと思います。
ZEHやZEH+は確かに指標としては優れているかもしれませんが、熱交換換気システムや無垢材、耐震性能など家で検討していただきたいこと、知ってほしいことはたくさんあります。
勉強会を随時開催しておりますので、お気軽にご参加いただき、どんな暮らしを叶えたいか?そこに至るための知識をため込んでいただけたらと思います。
和歌山で良いお家をお考えでしたらエコロジーレーベル|如月建設を一案に加えていただけると幸いです。