岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設 スタッフです。
先日、HULUにて東京マグニチュード8.0と言うアニメを見ました。
2009年7月深夜枠での放送され、実際に大地震が来たらと想定してつくられたアニメだそうです。
首都圏で震度7(マグニチュード8.0)の大地震が起き、子ども中学1年生のお姉ちゃんと小学3年生の弟ちゃんが2人でお台場へ。そこで震災に巻き込まれ、帰宅遭難者となり、家のあるお台場まで歩いて帰る物語。
内容はほとんど知らず見始めてしまい、物語は思った以上に哀しい方向に進んでしまった。
後半は何回泣かされるのか、、と思うほど泣いてしまいました。
住宅の安全性はやっぱり大事。
家ができることをしっかりやろう。
とアニメに心動かされてしまいました。
「お家が安心であること」がやっぱり大事。
と言うことで、
今回は住宅の耐震についてまとめていきます。
異なる計算方法による強度ランクの違い
かかりつけ大工 東海ラジオ
https://yuken-daiku.net/soudansho
住宅を新築する場合耐震には3つのルートが用意されています。
・四号建築物
・性能表示計算(品確法)
・許容応力度計算(構造計算)
上の東海ラジオさんのイラストで右に行くほどより詳細な計算がされていきます。
と言うか左が簡略化されているといった方が適しているかもしれませんが、、
耐震にこだわった家づくりを目指したい方は許容応力度計算のお家を考えていただけたらと思います。
ちなみに、エコロジーレーベル|如月建設では許容応力度計算(構造計算)を標準仕様としているので、より安全な住宅を建てていると考えていただけたらと思います。
性能表示計算(品確法)と許容応力度計算
令和4年10月より長期優良住宅制度が改正されました。
いくつか変更があったのですが、その一つに壁量計算の認定基準見直しがありました。
壁量計算とは・性能表示計算(品確法)のことです。
長期優良住宅に認定される耐震性は
・壁量計算では耐震等級3
・許容応力度計算(構造計算)で行う場合は耐震等級2か3
と上記の3つのルートのうち、
・性能表示計算(品確法)と・許容応力度計算(構造計算)を分け、
住宅性能の通信簿ともいえる等級なのに、ルートの違いによって、必要と求められる等級が変わるというややこしいことになってしまいました。それほどまでにルート(計算方法)によって性能が違うためです。
エコロジーレーベル|如月建設は許容応力度計算(構造計算)しか知らない建築会社なので、計算をちゃんとすることが普通になってしまっているので、具体的な数値で比較
東海ラジオさんのイラストによると・性能表示計算(品確法)の耐震等級3が・許容応力度計算(構造計算)の耐震等級2と同じぐらいの強度と言うことになっています。
もちろん間取りなどによって違いがあるはずなので、数値化は少し強引なのかな、、
とも思いますが、
耐久性も大事
古い建物は耐震基準においても弱く、金物も耐震金具になっていなかったりと言う不安がありますが、
実はそれ以上に劣化が進んでしまっていることで耐震性が損なわれてしまっているということが考えられます。
1995年に起きた阪神大震災では、被害のあった建物を余震が続く中、1棟1棟調査を行い、倒壊理由を調べまとめたものがWEB上に公開されています。
このなかでも腐朽およびシロアリ被害 受けている建物が倒壊してしまっていることを紹介しています。
長い資料ですが、ご興味があればぜひご覧になってください。
阪神大震災にみる住宅の腐朽およびシロアリ被害 今村祐嗣(京都大学木質科学研究所)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeez/7/3/7_158/_pdf
南海トラフが来ても、安心して住み続けられる家をつくる。
冒頭で紹介したマグニチュード8.0と言うアニメは2009年公開
そして、その2年後の2011年に東日本大震災が襲いました。
当時のアニメを見ていた人も2年後(放送終了からは1年半)という短期間で来るなんて思ってもいなかったと思います。想像はしていてもまさか!だったと思います。
逆に、南海トラフ地震は30年後かもしれません。
そんないつ来るかわからない地震に対して、性能を保ちつつ家族を守り続けることができる家である必要があります。
エコロジーレーベル|如月建設がつくる家は許容応力度計算で耐震最高等級3、
劣化対策等級3、そして結露に強い高耐久な家づくりを行っています。
地震に対して不安な方は、新築でもリフォームでもお気軽にご相談してください。