岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設です。
先日、京都大学生存圏研究所(居住圏環境共生分野)のシロアリ野外生態調査の試験場で開催されたシロアリ勉強会に参加してきました。貪欲なシロアリの生態をまざまざと見せつけられ、シロアリ対策に一切の手抜きができないことを改めて勉強させていただきました。
シロアリの被害で耐久性を損なわれた家では安全に暮らすことが難しくなってしまいます。全国的にもシロアリが多いと言われる和歌山県。楽しい話ではないですが、シロアリ対策は大切な話なので知っておいて損はないことですので少し紹介させていただきます。
ベタ基礎だからシロアリは大丈夫は「ウソ」
昔は布基礎が多く、現在の新築はベタ基礎が増えました。そのため布基礎よりもベタ基礎はシロアリに強く、安心だと言われています。
その考えは半分正解で、半分間違えのようです。
ベタ基礎がシロアリに強いと言うには少し無理があるのではないでしょうか?
2015年に国土交通省が支援しシロアリ被害実態調査報告書の一部をグラフ化してみました。
防蟻処理保証切れで、再施工せず、一定期間経過(放置)した物件(データ数 2,500件)
防蟻処理保証期間内の物件(新築予防保証、既存予防保証、駆除保証など)(データ数 1,250件)
防蟻保証期間とは防蟻処理を行い、保証している期間。防蟻の効果が見込め期間。
保証期間が切れた住宅より明らかにシロアリの被害は少ない。
また保証期間、保証が切れた住宅どちらのデータを見ても、布基礎よりもベタ基礎の方がシロアリに強いとまでの大きな差はないように思われる。
シロアリに負けない家づくりといつでも駆けつける距離感にあり続けることが大事
ベタ基礎だから大丈夫と慢心してしまわずに、シロアリが寄り付かないように施工し、何か不安なことがあればすぐに相談できる距離感に建築業者があり続け、メンテナンスすることがやはり大切なのだと思います。
お家の引き渡しは建築会社とのお家を通した一生の付き合い始まりです。
お気軽にエコロジーレーベル|如月建設にお声をかけてください。
今回シロアリ勉強会をご企画いただきましたダイナガ株式会社様ありがとうございました。
出典元:
46P シロアリ被害実態調査報告書~国土交通省~
https://www.i-ecoup.com/wp-content/uploads/2015/11/shiroarireport.pdf