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なぜ、冬は乾燥するのか?|乾燥に強い健康な家づくりのコツ

2021年9月21日

岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設です。

如月建設の家は断熱材にセルロースファイバーを使用しています。
セルロースファイバーには新聞紙を裁断・攪拌し、難燃剤としてホウ酸を添加してつくられ、吹き込み施工を行うため、隙間・偏りなく隅々まで充填することができ、
断熱欠損(断熱のすき間)ができにくい特徴があります。

 

 

他にもセルロースファイバーには特長があり、そのため、「最強の断熱材」なんて呼ばれたりしていますよね。

さて、そんなセルロースファイバー断熱材の他の特長には、
・防音
・耐火
・防虫
そして今回解説する「・調湿」

など最強の断熱材と言われるに値するほどの多機能性を持っています。

 

 

結論から言うと
セルロースファイバーの調湿性と気密性で冬場、エアコンをつけても乾燥しにくくなります。

セルロースファイバーの家では過乾燥になりにくい理由をお話しをする前に「過乾燥」について改めて確認していきましょう。

 

 

 

なぜ? 冬、エアコンをつけると乾燥するのか??

当たり前ですが、乾燥状態というのは湿度が低い状態のこと。一般的にお天気ニュースや話の中ででてくる「湿度」とは相対湿度のことを示しています。

ここで言う湿度も相対湿度のことを示しています。

 

相対湿度とは?

温度によって空気中に入る湿度の容量(水蒸気)は変わってきます。
その温度の時の容量(飽和水蒸気量(g/㎥))に対して何%水蒸気あるのか?を示しているものを相対湿度と言います。

つまり、空気は温度が高ければ多くの湿度(水蒸気)を蓄えられ、温度が低ければ湿度(水蒸気)を抱ける量が減ってしまい、水に変わることもあります。

実は、普段からこの温度によって湿度(相対湿度)が変わるということを体感していて、

 

 

・冬、窓の周りの結露

部屋の中は暖房が効いていて暖かい。アルミサッシなどの窓の周りでは冷たくなってしまい窓周辺の温度は下がっている場合。

 

 

 

 

・夏、夕方になると夕立が降る

昼間に暖められた空気には大量の水蒸気を含んでいる。空気は温度が高いため
湿度(水蒸気)を大量に抱えられる。
そこに夕方の冷たい空気がぶつかると夕立に

 

 

 

暖房による温度上昇が乾燥になっている。

「エアコンは乾燥するから嫌い。」
という方がいらっしゃいます。

はい。正解だと思います。
「エアコンによって温度が上がって、相対湿度が下がってしまい、過乾燥する。その上、エアコンの気流が肌を乾燥させる。」というのがもっと正解かもしれません。

 

これがエアコンで暖房をつけると乾燥する理由です。
もともとが冬なので乾燥している所に温度差によってより空気は過乾燥となってしまいます。

またエアコンの気流は肌の乾燥を促してしまいますので、この辺りが「エアコンは乾燥する。」と言われるところなのかもしれませんね。

そのため、床暖房でも空気は乾燥してしまいます。

 

 

 

冬でも最適湿度の40%~60%に保ちましょう。

最適湿度は40%~60%と言われています。
理由は過乾燥するとインフルエンザウィルスなどが活発すると言われ、喉の粘膜も減ることで風邪もひきやすくなります。

 

また子どもは乾燥しやすいと言われ、赤ちゃんや子どもは大人よりも角質が薄く、肌のバリア機能が上手く働きにくいそうです。

 

子育て世代にとっては乾燥は天敵かもしれないですね。
しかし、湿気が多すぎるとカビやダニの原因になってしまいます。

 

 

 

調湿性のある壁が室内の乾燥と多湿を防ぐ

セルロースファイバー(木質繊維断熱材)の水蒸気吸収量は最大15~17%と言われています。
グラスウールは最大2%、吹き付け断熱はほとんどできません。

 

家一軒分で約1.5〜2トンの水蒸気を吸い込むことができるそうです。
つまり、室内の湿度が高すぎる時は水蒸気を吸いこみ、湿度が低いときは吐き出すといった優れた吸放湿性で室内を乾燥から防ぎます。

 

そんな吸湿効果はエコカラットや珪藻土と似ているかもしれませんね。セルロースファイバーは木を原材料にパルプにしたものため、木の性質を引き継いでいます。

 

エコカラットの吸放湿の説明

 

また如月建設では余分な水蒸気が壁の中に入り込まないように、調湿気密シートを合わせて施工し、水分が多いときは開き、水分が少ないときは閉じます。
セルロースファイバーとの相性も良く、壁内を健全に保ちます。

 

 

 

気密でも冬の乾燥も防ぐ。

如月建設は和歌山県トップクラスの気密性を誇っています。
気密とはすき間のことです。
如月建設の家はすき間をしっかり塞ぐ施工をしている会社と言い換えられるかもしれません。

 

すき間が多いと乾燥した外気や虫、PM2.5が入ってきますし、冬はPM2.5が多い季節でもあります。

 

少し脱線になりますが、一般住宅(C値:5.0㎠/㎡)の気密性だとサッシやドアを閉めきっても、すき間から自然に外気が流入し、室内と屋外で同じ程度の微粒子濃度になっていることが紹介されています。

 

PM2.5は肺の奥深くにまで入り込み、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などのリスクを上昇させてしまいます。

如月建設はお家全体で免許書の半分以下とすき間の少ない家づくりをしています。

一度身の回りのもので大きさを比較してみて下さい。

 

 

 

 

セルロースファイバーと気密性で室内での冬の乾燥は家で解決できます。

生活していると一日中湿気は上下しています。
セルロースファイバーと調湿気密シートで、これらをゆるやかにすることで冬でも最適な40%~60%を維持することで、冬でも快適にしてくれます。

 

 

ぜひ冬も乾燥しないお家を建てていただけたらと思います。
和歌山県では如月建設|エコロジーレーベルにご相談してください。

〒649-6235
和歌山県岩出市西野148-1 ミムラビル5-E
TEL:0120-656-516

【事業内容】
一般住宅 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工
店舗 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工

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如月建設の家づくりのこと