岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
先日6/30に気密測定でした。
今年の夏は暑い!むっちゃ暑い!!
そんな中、丁寧な仕事をしてもらっている大工に感謝。
気密測定の結果、C値0.088cm²/m²
こだわって、丁寧に丁寧を重ねて施工した結果。
大工も誇らしげ。
C値1.0cm²/m²切れば高気密住宅と呼ばれる値で、
和歌山に建つこのお家の気密性は0.088cm²/m²!
まずは自慢させてください。
気密性がないと計画換気ができない。
なぜ気密性が取れていると喜んでいるのかと言うと『良い家』だからお施主様に喜んでいただけるから。
気密性がないと計画換気ができないということはあまり知られていません。
計画換気ができなければ、室内換気が不十分になり、健康的に暮らすことができません。
一般住宅では5.0cm²/m²程度
ローコストHM新築で2.0cm²/m²程度
高気密住宅基準で1.0cm²/m²以下
これらではそれぞれ15%、30%、50%しか給気しないのだそうです。
資料:日本住環境株式会社 https://www.njkk.co.jp/blog/?itemid=76&dispmid=764
そうすると本来の給気口からは空気が入らずに、すき間からの空気の侵入を許してしまい、
許すとフィルターで止められずに花粉や虫などがすき間から侵入してしまいます。
換気にこだわりたいなら、本当の高気密な家がオススメです。
すき間が多いと、、家が劣化する。
気密は住む人を守るだけでなく、家自体の劣化も進めてしまいます。こちらは皆がご理解いただけるのではないでしょうか?
すき間から湿気を含んだ空気が壁や屋根の内部に侵入し、結露が発生しやすくなります。
湿ったままの建材はシロアリ・カビ・腐朽菌の大好物です。
それらの増殖を許してしまうと家は劣化し、その安全性も性能も資産性までも損なわれてしまいます。
だから劣化させちゃいけない。
作り手としてやっぱりこだわりたい。
そして、すき間特性値(n値)を1.0ジャストにしたい。
と思ってしまうのです。
体感でわかるのは温度
気密にこだわることで一番体感できるのは室内温度かもしれません
。
昔の家は寒くて暑いですよね。
それもそのはずで、一般住宅(5.0cm²/m²程度)の気密性の家に白波が立ち始める風(風速6.0m/秒)の風が吹いた場合、1時間に3回空気が入れ替わるほどの自然漏気が発生します。
春や秋などは良いかもしれませんが、
暖房や冷房をつける冬や夏だと寒くて暑い室内だろうと思います。
あたりまえですが、気密性が上がれば上がるほど快適な室内温度が保たれます。
換気は第1種 熱交換換気システム
まだまだ一般的ではないのかもしれませんが、弊社では第1種換気、それもセラミックでの熱交換換気システムを導入しています。給気するときも、排気するときも熱を交換しながら換気するシステムです。
窓を開けての換気では空気の入れ替えとともに室内温度も損なわれてしまいますが、熱交換をしながら換気をとることで、快適な温度を損なわずにすみます。
気密性は施工力が試されている。
一棟一棟、出来栄えを確認するように気密測定を行なうのには、お客様との約束でもあると思います。
お任せします。
頑張ります。
と約束したことを守れているのか。
ものづくりの気持ちは気密性にもつながるのだと思っています。
和歌山市にまた1棟、良い家が建ちます。