岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。前回、『 住まいと音 』の話で音の正体について紹介いたしました。
『 住まいと音 』の話②|和歌山で新築をお考えなら音にもこだわった家づくり
https://kisaragi-kensetsu.jp/?p=1305
耐震や温熱環境と比べて、「住まいと音」の関係は未熟だということも紹介してきました。
・近所トラブルと多数を占める音の問題
・睡眠と音の問題
・室内の反響音
などなど、、
暮らしと音と密接に関係しているはずが、
法整備どころか、住宅評価制度にすら「 音 」の一部は外されています。
エコロジーレーベル|如月建設では室内環境にこだわる中に「 音 」についてもしっかりとこだわっています。新しい家では「 音 」をしっかり対応した暮らしを過ごしたいと願う方に読んでいただけたらと幸いです。
まずは音漏れ、気密性を高めて音の侵入を防ぐ
すき間を表す数値としてC値と言う数値で表します。
床面積あたりどれぐらいのすき間があるかと言うことを数値化することで気密性をみることができます。
上記の表では約40坪の家でC値5.0の場合、すき間のサイズははがき4.46枚分になります。
窓を全部閉めているのにかかわらずはがき4.46枚のすき間から空気とともに音も漏れ、音の侵入してきます。
エコロジーレーベル|如月建設の家では家全体で運転免許証0.34枚と言うサイズしかすき間がないので、音も漏れ、音の侵入を防ぐことができます。
トリプルガラスの防音性|APW430
窓の防音性能は、住宅性能評価制度の透過損失等級と言うもので、確認することができます。
各窓のカタログに断熱性能に比べて小さく書かれています。
ほんとビックリするぐらい小さく。。
エコロジーレーベル|如月建設はAPW430サッシにトリプルガラスを標準仕様です。
窓の断熱性能がトップクラスということだけでなく、透過損失等級でも最高等級の3を獲得しています。
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/kokai/R01/kodate_8-4.html
令和元年のデータを見てみると住宅性能評価を透過損失等級を取得した住宅(一般的に良いお家)の中にあっても等級3を取得している住宅は5.8%。
透過損失等級を取得した全住宅戸24,984の中で、1,448戸
かなり希少な防音性能をも持った住宅と言うことがわかっていただけると思います。
等級1と等級3の間には10㏈の性能差があり、音圧は約1/4に
等級2と等級3の間には5㏈の性能差があり、音圧は約1/2にと室内環境は大きく改善します。
パッと見ただけではわからないかもしれないですが、暮らしていると朝方の新聞配達のバイクの音が聞こえない。雨が降っていることが気づかない。などその違いに気づくタイミングが来ることでしょう。
換気口からの音の侵入を防ぐ
音は空気が行き来する場所から出入りするため、空気の行き来をする場所、換気口、給気口からの音のもれ、侵入が発生しています。
換気システムの役割上、ある程度は仕方ないのですが、できることはあります。
もっとも音対策に適した換気システムはダクトタイプの換気システムではないでしょうか。
換気システムで各部屋をつなぐことで、給気口・排気口ともに部屋にはないため、音の侵入を防ぐ。
ただ、エコロジーレーベル|如月建設ではダクト内清掃が十分にできるのか。不十分なダクト内清掃によって空気質の問題が気になっています。
ダクト式換気システムは不安に感じているため、ダクトレスの熱交換換気システムを導入しているお家が多いです。
熱交換のエレメントは多孔質セラミックスになっているので、音を吸音しているようです。別途お見積りになってしまいますが、防音に強いタイプ(外部騒音削減効果は48-56dB)VENTOSAN ZEROと言うものもご紹介させていただきます。
壁内断熱材に吸音性能のあるセルロースファイバー
断熱材で唯一防音効果があると言われているのがセルロースファイバーです。
前回投稿でも紹介したのですが、音を抑えるためには空気の振動をいかに抑えるかになってきます。
断熱材で唯一セルロースファイバーだけが持つ吸音性と言うのはこの空気の振動を抑える性質があるということです。
セルロースファイバーには小さな穴の開いた多孔質でできているために音の振動の波が小さな穴の中で音を消し合わせることができるのです。
と言っても目には見えないのでわかりにくいですよね。
音波を止めると音が小さくなる。波消しブロックと同じ原理
海岸沿いにある消波ブロックを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。
ブロックを組み上げることで穴のような空間ができます。
波が来た時にブロック内にまで波が入り、複雑な流れをつくることで波を消してしまいます。
同じようなことが音とセルロースファイバーの間でも起きていると想像していただけたらと思います。
セルロースファイバーの室内空間は音がマイルドになる!?
セルロースファイバーの断熱したお家では、ウレタン系断熱材の家と違い、音がマイルドになっているとお客様からよく言われます。
キーキーした音が少ない
人の声やテレビの音が聞き取りやすい
など、感じ方は人それぞれなようです。
反響による雑音が減っていることが原因なのではないでしょうか?
室内環境の良い家を建てたい。結果的に、「音」も改善
エコロジーレーベル|如月建設では住宅の基本性能を突き詰めていくと、「音」も一緒に改善されたということもありました。
そうしてお施主様より音のストレスがすごく減った。とお言葉をいただいて、やっぱりそうなんだと納得したというか。腹落ちしたというか、、
お客様に音のことまで気づいて喜んでいただけるとは思っていなかったので、すごく嬉しかったです。
これからの家づくりには温熱環境や耐震・構造とそして「音」のこと、引き続きしっかり検討に加えてお家づくりしていけたらと思います。
和歌山で「音」も大事にしたお家をご検討でしたら、まずはモデルハウスにてご「音」も体感いただけましたらと思います。
お気軽にご覧になってください。