断熱、採光、熱の取得、通風、眺望、防音、デザインなど窓には多くの役割があります。その中でも断熱性と防音性はその性能の差が大きくでるものです。
和歌山県でトップクラスの高性能住宅を提供しているエコロジーレーベル|如月建設では樹脂サッシ+トリプルガラスを標準仕様にしています。
一緒に良い窓と良い家について考えていきましょう。
樹脂サッシとアルミサッシの違い
樹脂窓は高耐久化処理された硬質塩化ビニル樹脂からつくられています。
住宅先進国ドイツ発祥のこの樹脂サッシは断熱性と気密性に優れているため、寒冷地を中心に普及し、日本でも北海道などで約90%を超える普及率となっています。
近年、本州でも冬のヒートショックや省エネに対しての関心とともに樹脂サッシの普及が進んでいます。
樹脂はアルミの約1/1000しか熱を通さないことがわかります。
窓に使用すると結露などの心配を大きく減らすことができます。
外気温度0℃ 室内温度20℃ 相対湿度60%の場合の検証実験の様子です。(YKKAPホームページより引用)
アルミサッシの室内側は9℃と外気の寒さを室内に伝えてしまっています。冷たいサッシに室内温度20℃の空気と触れることで飽和水分量を超えてしまい水に変わっているという様子です。(ペアガラスでもダメということがわかりますね。)
アルミサッシとアルミ複合サッシと樹脂サッシ 比較
サッシにはアルミサッシとアルミ複合サッシと弊社標準仕様の樹脂サッシなどがあります。
簡易ですが引き違い戸の断面図を書くと以下のようになります。
耐久性に優れ、コストパフォーマンスに優れたアルミサッシは長く日本で使用されてきました。
木でつくられていた窓を駆逐するほど、ほとんどの窓にアルミ製のサッシが使用されてきました。
実はそれは日本だけ。
欧米諸国では、アルミサッシではなく木製サッシや樹脂サッシの性能を改良していきました。
樹脂サッシは日本では少数派で懐疑的かもしれませんが、世界基準は樹脂サッシが標準な仕様。
日本の30年後はどうなっているのか想像してみてください。良いものがシェアを伸ばしていると思いませんか?
実際、樹脂窓のシェアは着実に伸ばし現在では10%を超えているそうです。
夏の和歌山は暑い。
紀伊山地と和泉山脈に囲まれた狭い地形は、熱が溜まりやすいほか、山地を越える風が温度を上げて熱風として吹き込む「フェーン現象」が起こりやすく、和歌山県内でも猛暑の厳しい地域です。
かつらぎ町は40.6℃(1994年)をたたき出したことのある地域です。
日本の猛暑のまちとして有名な熊谷市の最高温度41.1℃(2018年)にも肉薄するような猛暑になることも想定されます。
和歌山は熱中症にも十分に注意をする必要があります。また熱中症が一番起きているのは住宅ということも知っておいてください。
冬の和歌山、起床時の寝室の平均温度は10℃~12℃
関西でも温暖な地域にと言われている和歌山県であっても起床時の寝室の平均室温が10℃~12℃といわれています。
樹脂サッシが普及する北海道は16.3℃と暖かい。
寒すぎる北海道では断熱への意識が相当高く、温暖な和歌山では断熱への意識が低すぎるといえるのかもしれません。
大工が建てる世界基準の家づくり
エコロジーレーベル|如月建設では構造に徹底的にこだわった大工が建てる世界基準の家づくりを目指しています。
ドイツ発祥のパッシブハウスという考え方にも樹脂サッシトリプルガラスは必須なものです。
開口部に妥協しないことが良い家をつくるための第1歩ではないでしょうか?
和歌山で樹脂サッシトリプルガラスを標準にしている会社は少ないかもしれませんが、30年後もその性能に不安を感じることのない家で暮らしていただきたい。
エコロジーレーベル|如月建設が樹脂サッシトリプルガラスを標準仕様にしている理由です。