岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
現在、和歌山市建築中の現場で気密測定を行ってきました。
その様子はインスタのリールにあげています。
https://www.instagram.com/p/CjYMiFNO2f6/
気密測定とは?
気密測定とは、おうちのすき間を調べる試験です。
断熱性能などとは違い、現場をどれだけ丁寧に施工できているかが問われるため、1棟1棟調べていきます。
エコロジーレーベル|如月建設では気密測定を全棟実施しています。
送風機で室内の空気を外へと追い出し、その際に送風機で送り出す予定の風量と圧力差の関係から隙間面積を求めます。(JIS A 2201)
すき間が多いとすき間から空気が容易に引っ張り込まれ、圧力差が発生しにくくなり、すき間が少ないと圧力差が発生します。
側面に穴の開いたストローでは飲み物が飲みにくい。
すき間から空気が入って吸引力(圧力)がかからない。
これと同じような現象です。
(側面に穴が開いたストローを使ったことがないと思いますが、、想像してください💦)
気密測定開始、、、あれ?測れない。
インスタリールで測定士さんがあれ?と困ってらっしゃるのが見えると思います。
実はすき間が少なすぎると測定ができないのです。
そのため、
ピピッピーとエラー音がなり、どうしようと、、。
と測定士さんがなっておられるわけです。
困っている測定士さんを横目に
内心、、本当の高気密住宅が建っていて喜んでいます(笑)
「いいことなんだけど、測定できない。
数値出せないけど、いい家だ。」
お互いにそのことはわかっていて、だけど計測できないんじゃまずいと笑ってしまっているわけです。
測定用に3.5㎝×5.0㎝の穴をあける。
圧力差がないと測定できない気密測定器のために、3.5㎝×5.0㎝(17.5㎠)の穴をあけて、
総相当すき間面積(αA)-3.5㎝×5.0㎝(17.5㎠)測定用の穴=正しい総相当すき間面積(αA)
という方法で測定しなおしました。
結果 総相当すき間面積(αA)は10.5㎠ C値0.06
再測定した結果
28㎠-17.5㎠測定用の穴=10.5㎠(αA)
お家の大きさ(S)150.76㎡なので、
C値0.06(㎠/㎡)=10.5㎠÷150.76㎡
もう一度言うと
C値0.06(㎠/㎡)
もう少し自慢させていただくと
弊社は気密を外壁側でとっています。
室内側で気密をとっていないです。
室内側に気密シートを張らないです。
壁の中も含めて、お家内だと考えています。
そうすることで、外気や虫やほこりや花粉など壁の中への侵入をしにくくなります。
これらを「丁寧な施工」で実現しています。
腕のいい工務店でしょ。
と自慢してもいい数値だと思います。
ただ、この数値だけが良い家ではない。
面材のめり込みを避け、傷や汚れの少なく引き渡していきたい。
慢心することなく、引き続き細やかな丁寧な施工を行っていきます。
やっぱり、丁寧な施工を数値化できることは少ないので、
気密測定でよい数字がでると嬉しいですね。