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お知らせとコラム

床上浸水被害を受けた住宅のリノベーション現場の話

2022年10月30日

岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。

私たちの事務所のある岩出市は東と南に和歌山市、西に紀の川市がある市です。それらを突き抜けるようにある紀の川はたびたび氾濫を起こしてしまう川。平成に入ったあとは死傷者をださないまでに整備は進んでいますが、それでも平成27年に床上浸水の被害は起きてしまいました。

 

床上浸水での被害にあわれ、一緒にリノベーションで解決し、我が家を『愛家』とまで呼んで大切にお住まいいただいているお客様のことを紹介させてください。

引き渡し後、お施主様と抱き合って喜びあえた思い出深い事例です。
すこし前のお話ですが、台風の被害でお悩みの方へ前向きになれる実例としてご紹介することもあわせてできたらなあとも少し思っています。

 

 

台風被害の見積り依頼から

静岡県に上陸した「超大型」台風第21号は
九州から東京までの多大な被害を及ぼした。
詳しくは≫wikipedia

 

復旧のためにいくらかかるのか。
被害額を出すために見積もり依頼をいただいたのが始まりでした。
現場にいって泥がついた床を剥がすと床下には泥水が残っていました。

床下に泥水が残っている写真

 

 

床下には断熱材がない、断熱性能の足りない家

性能向上リノベHP https://pirenoconsumer.ykkap.co.jp/heat-insulation/

 

S55基準に満たないもの(無暖房等)は29%もあり、S55(1980)基準の心ばかりの断熱された家も含めると55%もあるそうです。
考えてみれば日本の半分には雪が降ること考えれば、断熱が足りない家は雪の降らないエリアに集中しているとも言えそうです。

断熱区分5・6エリアに今回紹介するお家のような断熱の性能が足りない家も多くありそうです。

今回のお家は壁にグラスウールが入っていたので、まだマシな方でしょうか。

 

 

一度、スケルトンに

 

見積もりのために家の隅々を見ていくと水に浸かったがゆえにボロボロになってしまう箇所が多く見つかりました。

写真ではわかりにくいですが水を吸ってふわふわしています。
今後長く暮らすためには電気系統も含めたリフォームが必要とお話させていただきました。

 

床、壁、扉、ドア枠、洗面台、キッチン、、、
交換しなければいけないものを積み上げていって見積りをしていきました。
そんな中、今の暮らしでの不満はなんでしたか?とお聞きすると

「寒いこと」

無断熱ですからね。そりゃ寒いですよね。
災害前以上に生活の質を上げる方向で工事のコンセプトが決まっていきました。

一度スケルトンにして弱そうなところの補強を行い、
窓を樹脂窓に入れ替え、断熱施工を行う。

 

 

住宅の基本性能を向上させるリノベーション

 

間取りを大幅に改善し、暮らしやすさとともに家事のしやすさを追求していきました。
新築ではセルロースファイバーを使用することが多い如月建設ですが、今回はウレタンフォームでの吹き付け施工を行いました。

 

 

カウンターキッチンのお家が完成

無垢の木が優しいお家が完成しました。
住み心地はリノベーションで大きく暮らし方も大きく変わったそうで、生活動線も温熱環境も大幅に改善して、家事が楽しくなったと喜びのお言葉をいただきました。

 

 

お客様のお声

床上浸水という避けようがないトラブルに巻き込まれてしまい、本当に大変だったともいます。
なんとか暮らしを取り戻し、リノベーションして上がった暮らしの質を喜んでいただけて本当に良かったです。

お家での暮らしを喜んでいただける方が一人でも増やせる仕事をしていければと改めて思います。

〒649-6235
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TEL:0120-656-516

【事業内容】
一般住宅 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工
店舗 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工

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如月建設の家づくりのこと