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『あたたかい家に住むことは人権である。』 室内環境を考えてみる。

2023年2月13日

岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。
先進的窓リノベ事業によって内窓取り付け相談がほんとに多くなっていますね。

今年からあたたかく暮らせるお家がぐっと増えそうですね。
エネルギー問題から考えられはじめた室内の温度問題は日本よりも寒い国ではもっと先進的に考え方をしています。

 

 

『あたたかい家に住むことは人権である。』

 

住宅先進国のヨーロッパの国々では当たり前の考え方になっているそうです。
なので、賃貸物件で貸すししても室温を18度に保てない賃貸住宅等には改修・解体等の厳しい命令が出ることがあるそうです。
この記事では省エネの追い風とともに今後検討に入ってくるであろう『あたたかい家に住むことは人権である。』と言う考え方について少し考えていきたいと思います。

 

 

日本の家は寒い。

 

性能向上リノベの会  https://pirenoconsumer.ykkap.co.jp/

2025年以降に建てられる全ての建物に省エネおよび断熱を設置することが義務化されることになりました。
これは海外各国と比べるとかなり遅い決断となってしまいました。

そのため既存住宅の多くが義務化される性能:省エネ基準「断熱等級4」にを満たさない住宅が残されてしまいました。

現行基準と言うのが省エネ基準「断熱等級4」以上の性能があるという家でZEH基準やHEATG1、G2、G3の住宅が含まれています。

約9割の住宅は断熱性が足りていません。

そのため、冬はエアコンをつけていても足元が冷たくて当たり前、
冷暖房費がすごく高いのが当たり前。
と言う「当たり前」が常識化してしまっています。

『あたたかい家に住むことは人権である。』
と言った考えをもつ国では我慢すること自体おかしなことなそうです。

 

 

とある温熱環境の専門家の話

 

 

家の性能のせいで寒い暑いを我慢することは間違っているのではないか、、。
とやはり思うのです。

先日とある温熱環境の専門家さんからとある実験のことを教えていただきました。

1.自宅で金魚と熱帯魚を別の水槽で飼う。
2.24℃、20℃、16℃と各々水温の温度を変える。
3.金魚と熱帯魚を調べる。

結論から言うと
18℃以下になると金魚と熱帯魚は動きが鈍くなり、変調が出ていたそうです。人間よりも体温調整が苦手な魚だからこそ、すぐに差がでたそうです。

生命にとって低温は危険であることを再認識することができたとお聞きしました。
(ちなみに低温にしたのは短期間だったため温度を戻すと元気になったそうです。)

 

伊香賀先生の研究結果

 

伊香賀先生ウェルネスハウス班(慶応義塾大学)にも詳細な実験結果がでています。
http://www.ikaga.sd.keio.ac.jp/group-well.php

すこし補足すると

寒冷群:寒い家
温暖群:暖かい家

「住宅内温熱環境と幼児の疾病・幼稚園欠席率との関連」
左側の図は暖房方式によってアレルギー性鼻炎の疾患増えるのか?減るのか?を示したもので、①エアコンは減りやすく②床暖房は増えている?③ストーブは増える。
と言う結果になっていたそうです。

 

『あたたかい家に住むことは人権である。』今後広がるであろう考え方に

 

 

あたたかい家は「健康にいい」ということは目にすることも多いと思います。
逆に言うと寒い家は健康を害するとも言えてしまいます。

伊香賀先生の資料などを見ていると
高齢者や子どもなど体温維持が苦手な人ほど影響を受けているのは間違いなさそうです。

もしそんな高齢者や小さな子どもさんがいる家族なら、あたたかい家で暮らすことのメリットはすごく増えそうです。
あたたかい家で暮らすことで健康に健やかに暮らしてほしい。

私たちが提供している住宅は断熱も世界基準の家です。
ぜひ、お気軽にご相談いただけましたらと思います。

〒649-6235
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【事業内容】
一般住宅 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工
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