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【アトピー型ぜん息】ぜん息や咳の改善が望める家づくりとは?

2022年9月17日

岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設スタッフです。

先日、お引越しを完了したお客様からぜん息と咳が緩和されたと喜びの声をいただきました。

ご夫婦ともにアレルギーをもっておられ、子どもさんも少しお持ちなそうで、新しい家ではゆっくり寝れる家を探したいと強く願っておられたそうです。

 

 

 

 

ただ、健康については医療行為なので、「住宅で良くなります。」とは言えないですし、言うこと自体は少し抵抗があって、、
でも、お医者さんたちが掲載しているネットの情報も住宅についてまとめられているものが少ないように感じます。

 

 

今回は、お客様からもぜん息と咳が緩和された喜びの声をいただけたので、医療機関の情報にエコロジーレーベル|如月建設の家ができていることを少し補足する形でこれからお家づくりをお考えの方向けに、そして特にアレルギーやぜん息でお悩みの方向けにまとめていきたいと思います

 

 

高気密高断熱で湿気コントロールができ、花粉を入れないフィルターで、掃除がしやすい室内環境をつくることでぜん息や咳を改善が望めるのか?情報を集めてみました。

 

 

 

アトピー型ぜん息と非アトピー型ぜん息について

 

子どものぜん息は約7%、大人のぜん息は4%と推察され、400万人~500万人とこの30年で約3倍にまで増えたそうです。

 

 

ぜん息には大きく分けてアトピー型ぜん息と非アトピー型ぜん息の2種類。
人によってはどちらも持っているという人もいるのではないでしょうか。

 

 

原因も多岐に渡るのですが、原因を改めて見てみると住宅、やはり室内環境のできることはたくさんありそうです。

 

 

「どんなお家や室内環境ならぜん息や咳が緩和されるのか?」

アトピー型ぜん息と非アトピー型ぜん息を分けて見ていきましょう。

 

 

 

2つのぜん息の改善方法|環境再生保全機構と慶應義塾大学理工学部

 

【アトピー型ぜん息】悪化因子・アレルゲンの対策の徹底|独立行政法人環境再生保全機構

 

独立行政法人環境再生保全機構は、「悪化因子・アレルゲンの対策」を徹底することを推奨しています。

 

ぜん息の原因となりやすい悪化因子・アレルゲン

・ダニ 
・虫(チャタテムシ)
・カビ
・ペット
・花粉

など

 

 

これらは人によってアレルギーを引き起こすアレルゲンが違うため、まずは血液検査(抗原特異的IgE抗体検査)を受けて自分のアレルゲンを調べることが大切。環境整備をする前に、自分にとってのアレルゲンは何かを知ることで、負担が少なく効率のよい対策をとることができるようになります。

引用 「悪化因子の対策 室内環境を見直しましょう」独立行政法人環境再生保全機構

 

 

独立行政法人環境再生保全機構のHPには「掃除など」を中心に推奨されていました。それ以外にもお家ができることはまだまだ多くありそうです。

 

 

独立行政法人環境再生保全機構内 「ぜん息の悪化因子・アレルゲンの対策」

https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/basic/adult/control/measures/indoor.html

 

 

 

【アトピー型ぜん息】悪化因子・アレルゲンへ家ができること②

 

血液検査(抗原特異的IgE抗体検査)を受けてみて、もしくは子どもたちが受けた結果、アレルゲンの原因がわかったら、次は対策です。

お医者さまの推奨の方法もあると思いますが、家ができることもあるので、ここで紹介します。

 

 

悪化因子・アレルゲンと家でこだわるべきところ

 

対策 家、室内環境のできること 目的

ダニ対策

透湿・調湿する住宅にする(湿度コントロールできる家) 多湿環境を避ける
熱・湿度交換ができる第1種換気 多湿環境を避ける
換気効率を果たされる気密性があること 多湿環境を避ける
掃除しやすい間取り ホコリをためない
収納スペースの適材適所に配置 ホコリをためない

 

 

対策  家、室内環境のできること 目的

カビ対策

樹脂窓・トリプルガラスで結露させない 多湿・水気をつくらない
壁内結露を起させない 多湿・水気をつくらない
透湿・調湿する住宅 多湿・水気をつくらない
換気が十分に行われる 多湿・水気をつくらない

 

 

対策 家、室内環境のできること 目的

虫 チャタテムシ対策

ダニ対策とカビ対策をしっかり行う 餌のカビをつくらない

 

 

対策 家、室内環境のできること 目的

花粉対策

給気口に高性能フィルターを設置する 花粉を室内に入れない
花粉のついたアウターを室内に持ち込まない間取り 花粉を室内に入れない

 

 

特にカビ対策は重要かもしれません。
カビは重症化するぜん息とも関係が深く、
カビを食べる虫を増やし、その虫を食べるダニを増やすという負の連鎖を作り出す元凶とも言えます。

カビの増殖を抑えるためには一年を通して、湿度を60%以下に保ち続けることが大切になってきます。

 

 

エコロジーレーベル|如月建設ではWUFI(http://www.wufi.jp/)という非定常熱湿気同時移動解析プログラムでさまざまな気候条件であっても壁や壁内、そして建材自体の湿度を予測することでカビの増殖を抑えられる家になっているか1棟1棟お調べしています。

木材の耐久性などにも深く関係する湿度をコントロールすることはぜん息においても、カビ対策においてもとても重要なことだからです。

 

 

 

 

 

【非アトピー型ぜん息】高断熱住宅化による室温変化

 

慶應義塾大学理工学部 伊香賀俊治研究室が2017グリーン建築推進フォーラムにて発表した研究結果によると高断熱化された住宅に引越しすることで気管支ぜん息が減少したという研究結果がでています。

 

 

喘息の発作は夜から朝方にかけて悪くなることが多く、朝方の冷え込みに室内温度も同じように冷え込んでしまうと冷気を吸い込んでしまうことで気道に刺激を与えてしまい、ぜん息を発症してしまうことがあります。

 

高断熱化された住宅では朝方の冷え込みを抑えられ、ぜん息の発作を抑えられていることが推察されます。

ぜん息だけでなく高気密高断熱では他の症状に対しても有用ですから、必須と言えるかもしれませんね。

 

 

 

和歌山でぜん息や咳の改善が望める家づくり

 

シックハウスによって、新築に住むと体調が悪くなったという方もいます。
換気などで最低限の室内空気環境を守るように建築基準法が定められているのにも関わらず、、

 

 

和歌山県のHPにも掲載されています。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/faq/answer/faq_s25038.html

化学物質を含んだ建材が多いほどシックハウス症候群になる確率は多くなってしまいます。

そのため、如月建設では室内に使用する建材を自然素材でそのなかでも、できるだけ体に優しいものを使用するように心がけています。

 

 

せっかくの家づくりですからシックハウス症候群、ぜん息や咳で悩むことのないお家をエコロジーレーベル|如月建設は和歌山で建てています。

 

どれぐらいこだわりたいか。デザインはどうしたいか。
ご相談の上、ご提案させていただけましたらと思います。

 

 

注文住宅は間取りなどを自由に選べるだけでなく、家族の健康を想い、こだわるところのメリハリをつけていくことができます。

エコロジーレーベル|如月建設の家づくりについて知っていただける勉強会などからお気軽にご参加ください。

 

 

 

〒649-6235
和歌山県岩出市西野148-1 ミムラビル5-E
TEL:0120-656-516

【事業内容】
一般住宅 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工
店舗 / 新築工事・リフォーム工事の設計・監理・施工

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如月建設の家づくりのこと