岩出市、和歌山市、橋本市を中心に注文住宅・性能向上リノベーションを行っているエコロジーレーベル|如月建設のスタッフです。
大人が感じている以上に子ども、特に乳幼児~幼児の期間は体温調整がまだ苦手なため室内の温度は快適な温度にしておいてあげてほしい。
なので、子育てをする家ならばぜひ高性能な住宅を検討いただけたらと思います。
今回は、子育て世代の皆さんに、家が子どもの健康のために何ができるか、そして、それがどういう形で実現できるかについてもご紹介させていただきます。
気密性が大事|子育て世代の家は本当の高気密高断熱であるべき
子育て世代の家には高気密は重要な性能です。
と言うのも、同じ断熱性能であっても気密性が悪いと子どもがいる場所、つまり室内の低い位置の温度差が大きく変わってきます。
断熱性は同じ、エアコンの設定温度も吹き出し量も同じ各部屋で気密性だけが違うシミュレーションです。左はエアコンの空気が全体的にいきわたっているにかかわらず、気密の低い(低気密)の部屋では足元が温度が低く天井付近に温度が高くなっています。
日中では良いのですが、就寝中などはより一層顕著に差ができてしまいます。
つまり、気密性が低い家では大人の体感とは大きく違っていることがあるということです。
足元温度が低くくその位置では風邪をひきがちになってしまうかもしれません。
親になって気づいたことですが、子供が健康であることがどれほど幸せなことか、ということです。親にとっても、子供の健康が害されている状態はつらいものです。
サウナは小学生以下入室禁止な理由
スーパー銭湯などで多くのサウナでは小学生以下は入室禁止になっているところが多いことはご存じでしょうか?(子ども一緒にサウナに入ろうとした経験がない限りあまり目にすることはないかもしれませんが、、)
サウナ内で子どもたちが走り回るから禁止になっているわけではありません。
これは子どもの健康のことを考えて禁止されているそうです。
と言うのも子どもは、体温調節の能力が未発達のため、また子どもは体重あたりの水分比率が高く、小さな体液の損失でも脱水症状を起こしやすく危険なため、そして子どもは熱い環境に対する感覚が未発達であるため、自分がオーバーヒートしていることに気づくのが遅れやすいく重篤な熱中症に陥る可能性があるため、このようにサウナでは禁止されています。
つまり、急激な温度変化に弱いため禁止されています。
ヒートショックは幼児にも起きる。|子育て世代の家は本当の高気密高断熱であるべき
暮らし創造研究会発行の心地よい住まいの暖房計画内でご紹介されたページでの一部です。
部屋間の温度差によって生じる「ヒートショック」を紹介されています。
被害に合っている方の多くがご高齢の方なので高齢者が気にするべきことと思われがちですが、上記で説明した通り、子どもは体温調整が苦手です。
断熱性能低い家ではリビング→洗面室→浴室→洗面室→リビングの間で起きる温度変化にも敏感に反応してしまいます。
急激な気温差を行き来することで、体温調節のために血管は忙しなく収縮・拡張を繰り返します。すると身体に大きな負担がかかるため、血管が破れたり、詰まったりしやすくなります。また、浴槽から急に立ち上がると血圧が下がって失神するなどの子どものヒートショックの事例も多くあるそうです。
住宅性能(断熱)をしっかり上げて室内を一定に
上でもご紹介した暮らし創造研究会発行の心地よい住まいの暖房計画内23ページ目です。
エアコン一台で室内温度に差が少ないので上記のような心配は起きにくくなります。
家で子どもたちの成長をサポートしたい。
乳幼児から幼児期にかけての子どもたちは、大人が思う以上に体温調整の能力が未発達です。
成長期において、子どもたちの快適さと日々の健康を守ること。
それが自信をもって新しいことに取り組めることにもつながるのではないでしょうか?
思い出してみれば、
冬に休みがちになってしまう子と冬も元気に過ごせる子など様々な子どもたちがいました。
身体の強さは本人の素養もあるかもしれませんが、家ができることもたくさんあるように思います。
できる限り本人が努力できる頑張れる家を用意してあげること。
そんなことが叶う家をしっかり建てること。
私たちがお家を通してできることはまだまだたくさんあります。
和歌山でお家づくりをお考えの方はぜひご相談いただけましたら幸いです。