岩出市、和歌山市、橋本市を中心に注文住宅・性能向上リノベーションを行っているエコロジーレーベル|如月建設のスタッフです。
「地震に強い家を建てたい」というご相談は、私たちのお客様から非常によくいただくテーマです。
地震が頻発する国であり、家を建てる際に地震対策を考慮することは、家族や財産を守るために非常に重要です。私たちはお客様の期待に応えるため、最新の技術と丁寧な施工で、耐震性に優れた家づくりを提供しています。
南海トラフ地震に備える重要性
近い将来、発生が懸念されている南海トラフ地震は、日本列島全体に大きな被害をもたらす可能性があるとされています。
加えて、石川県能登の地震(最大震度7)や、平成30年の北海道胆振東部地震(最大震度7)など、数年に一度の頻度で大規模な地震が発生しており、地震に備えた家づくりの重要性がますます高まっています。
これらの地震は多くの建物に損傷を与え、家族や財産が危険にさらされることが実証されています。
実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)
https://www.bosai.go.jp/hyogo/
兵庫県南部地震の教訓を基に、実際の建物に地震の揺れを加えてその耐震性能を検証するために設立された施設が「実大三次元震動破壊実験施設(E-ディフェンス)」です。
この施設では、実際の住宅と同規模の建物を使用し、三次元的な地震の揺れを前後・左右・上下から直接与えることで、その建物がどのように揺れ、損傷し、最終的に崩壊するかを細かく観察することが可能です。住宅メーカーによる実験でもよく使用されています。
しかし、実際に建つ家の間取りは実験されたものではありません。
そのため、特定の間取りやデザインにおいて地震にどの程度耐えられるかを調べる必要がある場合には、より精密なシミュレーションが求められます。
WALLSTATシミュレーションによる精密な耐震評価
弊社では、お客様の家づくりにおいて一層の安心を提供するために、WALLSTATという専用のシミュレーションソフトを活用しています。
WALLSTATは、1棟ごとの詳細なモデリングを行うことで、地震に対する耐久性を高精度にシミュレーションできるソフトです。このシミュレーションでは、間取りが決まった住宅を実際の地震と同じ条件下で揺らし、建物が倒壊しないことを確認します。これにより、家族全員が安心して暮らせる本当に安全な家づくりが実現します。
また、WALLSTATはさまざまな地震の条件を再現できるため、過去の大規模地震のデータをもとに、どのような揺れに対しても強い家を計画的に設計することが可能です。
これにより、南海トラフ地震のような想定される大地震に対しても、しっかりとした備えができるのです。
耐久性を考慮した丁寧な施工
シミュレーションによる設計が完成した後、実際の施工においても耐久性を最大限に発揮するために、弊社では細部にわたる丁寧な作業を心がけています。
たとえば、構造材や面材が劣化しないよう、釘打ちの際には特に注意を払っています。釘打ち機を使用する際には、釘が過度に深く打ち込まれることを防ぐために、弱い力で仮止めし、その後金づちを使用して一本一本手作業で確実に釘を打ち込む工程を取り入れています。
このような細かな配慮により、構造の強度を保ち、設計通りの耐震性能を確実に発揮できる家づくりを実現しています。
地震に強い家で安心の暮らしを
このように、弊社では最新のシミュレーション技術と、丁寧な職人による丁寧な施工を組み合わせることで、地震に強い家づくりを提供しています。
南海トラフ地震やその他の大地震に備え、家族と財産を守る安全な住まいを実現するために、WALLSTATシミュレーションを活用した計画的かつ安心できる家づくりをご提案いたします。