岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設です。
先日、これからお家を建てるお施主様とともにOB訪問させていただきました。お忙しい中快く見学受けてくださり、本当にありがとうございました。
お客様同士でお話しいただいて、「?」が解消されていくOB訪問
私たちも「そう言えばいいのか!」と新しい発見がたくさんあって本当に楽しませていただいてます。さて、そんな話の中でOB様から「冬布団は使わないので捨てた」と教えていただきました。
本当の高気密高断熱のお家では室内温度が一定に維持されやすくなり、寝室に入ったとき、布団が温まるまで寒さに耐えることもなく、朝方室温が下がって、寒さに起き上がることも少なくなります。
高気密高断熱のメリットをいつもは上のように説明していましたが、
OB様に「冬布団は使わないので捨てた。」とこれ以上にないほどわかりやすく、簡潔な説明。
高気密高断熱が普及した北海道は日本で一番暖かい部屋で年中暮らしている。
冬の北海道に旅行で行かれたことも多いと思います。
広大な大地や雪景色、雄大な大自然が広がる魅力的な北海道。
実は北海道は世界基準の家づくりが進み、日本でもっとも高気密高断熱が普及した地域と言えます。
そんな北海道と北海道の暮らしについて調べると
年平均気温 北海道との比較
北海道 | 9.3℃ |
和歌山県 | 16.7℃ |
そんな寒い北海道では日本で高気密高断熱が普及しているエリアとも言えます。少し古いデータですが、ウェザーニュースが2010年「全国部屋の温度調査」※2を行い、“普段過ごしている部屋の温度は?”とのアンケートでは、
北海道 | 21.5℃ | 全国1位 |
和歌山県 | 17.1℃ | 全国45位 |
和歌山県は年平均気温とほとんど同じ温度で暮らしているのにかかわらず、寒さへの意識が高い北海道では、和歌山よりも低い外気温でありながら部屋の中は21.55℃と暖かい部屋で暮らされています。
北海道で普及した本当の高気密高断熱の家で、暖かい暮らしを過ごされています。
また、この暖かい部屋で暮らすことには多くの健康メリットを受けることができると言われています。
そのメリットを端的に表しているのが冬季死亡増加率です。
「冬季死亡増加率」室温と健康の関係
冬は健康にとても怖い季節と言えるかもしれません。
国土交通省による断熱改修等による居住者の健康への影響調査によると、寒さに意識が低いエリアと寒さに意識が高いエリアでは冬季死亡増加率は大きく変わってくるそうです。
上記で紹介した北海道では、冬季死亡増加率は12%未満
普段過ごしている部屋の温度が45位の和歌山県では20%~22%となっているそうです。(厚生労働省:人口動態統計2014※2)
室内温度と健康は深い関係があると言うことを端的に表しているように思います。和歌山県は氷点下になることは年に1度あるかないかだと思いますが、人が健康に暮らせる推奨温度は21℃と言われています。
実に北海道が実践している温度なのです。寒さに意識の高いエリアでは健康室温についてもしっかりと実践されているようです。
また住宅先進国の北欧やドイツも冬の死亡増加率は低く、室温も高く設定されています。
「冬布団は使わないので捨てた」パッシブな家の健康温度
室内温度と健康は深い関係があることから、寒くない家で暮らせることは社会的な権利としての考え方が浸透しているイギリスでは冬の推奨最低室温を摂氏18度と設定されています。
如月建設では室内温度と空気の質にこだわった家づくりをしています。そんな如月建設のお家にお住まいのお客様より「冬布団は使わないので捨てた」とお聞きできたことは、すごく嬉しいことでした。
冬でも健康的な温度を保つ家を住宅性能で支えるパッシブなお家のお問い合わせは、如月建設へご相談いただけましたらと思います。
※1
日本で一番部屋を暖かくしている県はどこ?「全国部屋の温度調査」結果発表
(weathernews社)
http://weathernews.com/ja/nc/press/2010/100127.html
※2
断熱改修等による居住者の健康への影響調査 – 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/common/001158517.pdf