岩出市、和歌山市、紀の川市で注文住宅を建てていますエコロジーレーベル|如月建設です。
本日7日は2週間予想では最も寒い日になるそうです。
去年大雪が積もったのが2月中頃だったということを考えれば、まだまだこの寒さは続くようですが、そんな寒い日が続いても家づくりははじまっています。
年末に棟上げした橋本市のM様邸の様子をまとめました。
当日の降水確率は40%!の予報
棟上げ3日前、お施主様と『棟上げ当日の降水確率 40%』の予報。
木を雨に晒したくないので、棟上げの日にちを伸ばすことも視野にご相談させていただきました。
40%と言うのは悩ましいところで、
雨が降るかもしれないし、
降らないかもしれない。
降っても大したことないかもしれないし、
大変な雨になるかもしれない。
職人たちの安全の点からも延期と言うことは仕方ないかも。
楽しみにしてくれているお施主様にも申し訳ないですし、、。
結局答えが出せないまま。
もう一日考えさせていただくことに、、。
棟上げ2日前
お施主様の強いご希望と各社バラバラだった週間予報が少し改善したことも踏まえ、棟上げをすることに。
棟上げ当日
夜降っていた雨はAM7:00前には止み、作業開始。
ご家族で上棟にご参加いただきました。
寒い中ありがとうございました。
追掛け大栓継ぎという継手
込栓
同じ木で栓をする事で大きな地震が来た時に金属によって躯体を傷つけることを避ける他にも膨張伸縮にも追随し、緩みにくくします。
伝統建築の知恵。
構造計算による耐震等級3はもちろんのこと。
長く安全な家づくりのために1000年以上もの実績のある大工技術も取り入れた家づくりを行っています。
釘打ち機での打ち込み過ぎによる耐力低下を避けるために金づち
釘打ち機を使っているのに釘の頭がちょっとずつでているのがわかるでしょうか?
これは画像左の大工さんが失敗しているのではなく、あえて釘打ちの力を弱めてもらい、それを金づちで1本1本手で打ちつけているところです。
このような構造用の板材は地震の時になどに家を支えるためにあります。専門家でないとあまり知られていないかもしれませんが、釘の打ち込み過ぎは釘を残して外れてしまうなど、耐力低下を引き起こしてしまうことがあります。
釘一本も打ち込み過ぎないように、人の手で仕上げていきます。
大工さんみんなで叩くのでコンコンコンコンと金づち音が何重にも重なり響きわたります。
バーチカル測傾器を使用し、柱の傾きを確認:下げ振り
突っ張る力で傾きを直す:屋起こし
「棟木」はお施主様にも参加いただきました。
お家の中で一番高いところにある『棟木』を打ち込んだいい思い出になってくれると嬉しいです。
住む人に愛され続けてほしい。
だから、お施主様に棟木をたたいていただくのは、できるだけお願いしています。
ごっつい垂木:屋根のこだわり
屋根を下から支えるための木材『垂木』
如月建設では2階の温度を一定にできるメリットのある屋根断熱を採用しています。また勾配天井やロフトを利用するときにも屋根断熱が有利です。
雨が降り出す前に何とか雨仕舞まで完了
最後にみんなでパシャリ。
てるてる坊主の想い
お施主様のお父さんが上棟当日に雨が降らないよう願って、てるてる坊主をつくっておられたそうです。
「雨降らないで!」との想いが詰まったてるてる坊主。
つぶらな瞳とぎゅっとつぐんだ口元。
本当に雨降らなくて、無事棟上げを終えることができてよかったです。
棟上げの間だけ雨がやんでいたことが奇跡的にも思えるような天気でした。
てるてる坊主のおかげかもしれないですね。
まだまだ工事は続きます。
完成に向けて社員一同・協力業者さん一同、一生懸命つくっていきますので、
今後もどうぞよろしくお願いします。